老人ホームの賢い選び方

自分自身や家族の誰かが老人ホームへの入居の可能性が出てきたとき、どのような方法で選ぶのかはとても重要となります。

深く考えずに入居する老人ホームを決めてしまうと、後悔してしまう可能性が高まります。

そこでこの記事では、そんな「老人ホームの賢い選び方」について解説していきたいと思います。

なぜ老人ホーム選びは慎重に行うべきなのか?

介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、グループホーム特別養護老人ホーム、ケアハウスなど介護施設には様々な種類がありますが、その特徴には大きな違いがあるため、入居する施設の判断は慎重に行うべきです。

さらに、特徴の他にも施設のキレイさやサービスの質の違い、直感的な居心地の良さなども満足度に大きく影響します。

そのため、ある程度の時間と労力をかけてしっかりと選ぶ必要があるといえます。

老人ホームの賢い選び方

それでは、ここからは具体的な老人ホームの賢い選び方を挙げていきましょう。

①困っていることを書き出してみる

「老人ホームなどの介護施設への入所をしたいな」と考えた時、漠然と施設を選び見学に行くのではなく、まずは「生活で困っていること」を書き出してみることをおすすめします。

困っていることを箇条書きなどでピックアップすることで、介護がどの程度必要な状態かどうかが把握できますし、家族が手伝えることがないかなどの判断がしやすくなります。

②介護サービスの中で譲れない(優先順位の高い)ポイントを決める

困っていることをピックアップしたならば、それを基に入居する老人ホームを探していきますが、その前に介護サービスの譲れないポイント(重要視するポイント)を決めておくとスムーズに決めることができます。

・外出可能な老人ホームかどうか

・食事が美味しいかどうか

・レクリエーション活動の多いかどうか

・自宅から近いかどうか

・買い物代行ができるかどうか

・私物の持ち込みはどれほどできるのか

・ペットとの入居が可能か

このように、様々なポイントがあり、その中で何を重要視するのかを決めておくべきなのです。

③老人ホーム検索サイトを利用する

困っていることと重要視することを把握することができたならば、いよいよ本格的に入居する老人ホームを探していきます。

しかし、近所の老人ホームに連絡をして何件か見学に行くといった探し方は、あまり賢い探し方とはいえません。

友人や親族の紹介などによって決めてしまうのも、あまり良い探し方ではありません。

賢い老人ホームの探し方としては、「インターネットをフル活用する」という方法があります。

要介護者本人がインターネットを利用できるのであれば、自身で検索するのも良いですし、もしもネットに疎いもしくは検索できる健康状態にないのであれば、家族に検索してもらいましょう。

例えば、『みんなの介護』という検索サイトでは、日本全国で58,000件以上の老人ホームが掲載されています。

住んでいる街の老人ホームはほぼ掲載されていますし、特徴や評価などが細かくわかるので、自身に合った老人ホームが簡単に見つけられます。

具体的には、「老人ホームの星評価」「参考となる入居費用と月額利用料」「最寄駅からの距離」「空き部屋数」「運営法人名」「おすすめポイント」などが記載されています。

さらに最も大きなポイントとして、「360°VRで施設内を疑似見学できる」というものがあります。

自宅から近ければ気軽に見学しに行けますが、少し離れた場所であればなかなか見学しに行けませんよね。

しかし、この機能を使えば実際に見学するのと同様の確認ができるのです。

PCの画面で気になる施設をすべてチェックできるため、最も自身に合った施設を最短で見つけることが可能となっています。

もう1つのおすすめサイトは、『LIFULL介護』です。

こちらも全国57,000件以上の老人ホームが掲載されていて、細かい検索ができるというメリットがあります。

エリア選択はもちろん、入居費用と月額の上限と下限を設定したり、入居条件や施設種別選択、オンライン見学相談が可能かどうかなどを設定できます。

また、「無料で入居相談をができるサービス」を行っているのも大きな魅力の1つです。

「どのような老人ホームが合っているのだろう?」と不安に感じている人も、この『LIFULL介護』を利用すれば安心して探すことができることでしょう。

まとめ

今回は、「老人ホームの賢い選び方」について解説してきました。

老人ホームは、長年利用する可能性があるため、安易に決めるのは良くありません。

長年過ごす可能性があるからこそ、慎重に選ぶべきでしょう。

老人ホームを賢く選ぶためにも、ぜひここで挙げた方法を実践してみてはいかがでしょうか?

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